pyenvでPythonを管理してると、IDLEを使いたい時いつもターミナルから呼び出さないといけないの面倒くさいなぁ
Automatorを使えば、デスクトップからIDLEを起動できるようになりますよ
え!?本当に!?どうやるのか教えて〜!
ということで、今回はターミナル無しでデスクトップからIDLEを開く方法をお伝えします
- ターミナル無しでデスクトップからIDLEを開く方法がわかる
- ターミナル無しでデスクトップからIDLEを開けるようになる
まだpyenvをインストールされていない方へ
まだpyenvやPythonをインストールしていない方は、こちらの記事を参考にインストールを済ませてください。
ターミナル無しでデスクトップからIDLEを開く方法
では、ターミナル無しでデスクトップからIDLEを開く方法をお伝えしていきます。
IDLEがインストールされている場所を確認する
「アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル」の順番で移動してターミナルを開きます。
ユーティリティからターミナルを開く。
ターミナルが開きました。
「$」の後にコマンドを書いていきます。
ターミナルが開いたら、下記のコマンドを実行してください。
$ which idle
上記のコマンドを実行すると「IDLE」のインストール場所が表示されるので、メモしておきます。ちなみに私の場合は「/Users/…ユーザー名…/.pyenv/shims/idle」でした。
Automatorを開く
デスクトップからIDLEを起動できるようにするためには、Macに最初から入っているApp「Automator」を利用します。
Automatorは、様々なワークフローを自動化して簡単に作業を効率化できる、Macの標準アプリケーションです。
「Automator」はアプリケーションフォルダに入っているので、Automatorを見つけてクリックします。
書類の種類は「アプリケーション」を選択する
「書類の種類を選択してください」と表示されるので、「アプリケーション」を選んで左下の「選択」を押す。
「シェルスクリプトを実行」をワークフローパネルにドロップする
使用可能なアクションがリストアップされているので、その中から「シェルスクリプトを実行」を見つけて右側のワークフローパネルにドロップします。
実行するスクリプトを書き込む
空欄にIDLEを開くスクリプトを書きます。
先ほど調べたIDLEのインストール場所が必要になるので用意してください。
スクリプトの書き方は以下の通りです。
open -a "/Users/…ユーザー名…/.pyenv/shims/idle" --args -n
” “の内側に先ほど調べたIDLEのインストール場所を書き入れてくださいね。
保存する
一番上に表示されているメニューバーで「ファイル>保存」の順番に進み、スクリプトを保存します。
名前を「IDLE.app」に、場所「デスクトップ」にして「保存」を押す。
そうすると、デスクトップにロボットアイコンの「IDLE.app」が作成されます。
この「IDLE.app」をクリックすると、IDLEが開くようになります。
※この方法でIDLEを開くと「WARNING: Running IDLE without a Subprocess is deprecated and will be removed in a later version. See Help/IDLE Help for details.(日本語訳:警告: サブプロセスなしで IDLE を実行することは非推奨です。そして以降のバージョンでは削除される予定です。Help/IDLE Help を参照してください」と表示されます。非推奨の方法らしいのですが、問題なく使用できます。
まとめ
毎回ターミナルを開いて「idle」とコマンドを実行してIDLEを開くのはとても面倒くさいです。なので、この方法でデスクトップからIDLEを開いて使ってください。よく使うもの・よく使うことは単純化しておくと、ストレスを軽減できるのでオススメです!