今回は、Homebrewのインストールか完了した後、Homebrewを使用していく上で潜在的な問題がないかチェックできるコマンド「brew doctor」の使い方をお伝えします。
brew doctorについて
これからHomebrewのコマンド「brew doctor」について説明していきます。
brew doctorとは何?
「brew doctor」はHomebrewで使用するコマンドの1つです。HomebrewのHPには以下のように説明されています。
doctor
Homebrew Documentation
Check your system for potential problems. Will exit with a non-zero status if any potential problems are found. Please note that these warnings are just used to help the Homebrew maintainers with debugging if you file an issue. If everything you use Homebrew for is working fine: please don’t worry or file an issue; just ignore this.
(日本語訳:あなたのシステム(インストールされたHomebrew)の潜在的な問題点をチェックします。もし潜在的な問題が見つかったなら、ゼロ以外のステータスで終了します。もしあなたが問題を提起するならば、それらの警告はちょうどデバックに関してHomebrew保守を助けるために使われると気に留めてください。もしHomebrew使用の全てのことが上手くいっているならばー心配しないでください、問題提起しないでくださいーこれ(警告)を無視してください。)
要約すると、「brew doctor」を実行するとHomebrew使用の潜在的なトラブルを教えてもらえるという内容です。使い始めてからトラブルが起きると最悪Homebrewの再インストールが必要になったりするので、トラブルになりそうな問題点を予め教えてもらえるのは嬉しいことですよね。
補足として。brewはHomebrewを呼び出すためのコマンドで、Homebrewを使う場合は毎回先頭に書きます。「brew ○○○」の形で実行します。
brew doctorの使い方
上記の理由から、brew doctorはHomebrewのインストール完了直後に使うと効果的です。Homebrew使用前に潜在的なトラブルに対応できれば、その後の大きなトラブルを回避できる可能性が高まるからです。潜在的な問題をチェックするためのコマンドは下記です。
$ brew doctor
「brew doctor」を実行して何も問題がない場合は、
Your system is ready to brew.
と表示されます。問題なく使えそうですね。
もし潜在的な問題がある場合は「Warning: ……」を冒頭に記した箇条書きで指摘されます。問題の解決策も同時に示されますので、それに従えば問題解決に向かえます。
私は問題点が見つかったため、Warningの箇条書きが4つ表示されました。
こちらの解決方法も他の記事にしましたので、私と同じように潜在的な問題点を指摘された方は見てみてください。
まとめ
brew doctorはHomebrewの潜在的な問題点を予め知ることができるとても有用なコマンドです。特にHomebrewのインストール直後に使用すると、起こり得るトラブルを事前に回避できる可能性が高まるので効果的です。ぜひ積極的に使用してみてください。