【華語文法】形容詞(状態動詞)

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形容詞(状態動詞)

形容詞(状態動詞)は、ある人や物の状態、様子を表す。形容詞はさらにその特性から、性質形容詞と状態形容詞に分類される。

形容詞の種類

  • 性質形容詞:人や事物の性質、属性を表す。単音節形容詞と二音節形容詞がある。
    • 単音節形容詞:「大、小、高、低、長、短、深、淺、早、晚、快、慢、好、壞、對、錯、冷、熱、忙、閒」など。例:哥哥比弟弟高。
    • 二音節形容詞:「高興、認真、漂亮、醜陋、可愛、涼快、幸福、重要、聰明、糊塗、愚蠢、寒冷、乾燥、方便、大膽、豐富」など。例:這裡的風景很漂亮。
  • 状態形容詞:人や事物の状態を表す。状態形容詞はすべて複音節。
    • 「雪白、筆直、冰涼、碧綠、通紅、火紅、煞白、漆黑」など。例:田裡一片雪白。
    • 単音節形容詞の重複表現:「大大、小小、高高、重重、輕輕、好好、深深、早早、快快、慢慢、高高興興、清清楚楚、乾乾淨淨、 飛快飛快」など。例:他長得高高大大。

形容詞の用法

  • 叙述用法:
    • 述語になり、形容詞述語文を形成する。形容詞述語文については「文型」の「述語文」を参照してください。例:我很高興。/ 這棟大樓非常高。
  • 限定用法:
    • 文を構成する一要素となる。以下の3通りの用法に分類できる。
      1. 連体修飾語:連体修飾語になり、名詞および名詞の性質を持つ語を修飾する。主に主語と目的語を修飾する。「形容詞 (+”的“) +名詞」の形になることが多い。例:美好的生活就是幸福的生活
      2. 連用修飾語:連用修飾語になり、動詞および動詞の性質を持つ語を修飾する。主に述語を修飾する。「連動修飾語 (+“地“) +動詞」の形になることが多い。例:你們要好好地工作。
      3. 補語:述語となる動詞もしくは形容詞の後ろに置き、補足説明を加える補語になる。「[動詞/形容詞] (+“得“+副詞) +形容詞」の形になることが多い。例:他說得很好。/ 她長得很好看。

形容詞の表現方法

形容詞の重複表現:形容詞を重複させると、形容詞の意味が強調される。また、これは話し手の主観的な感覚を表す。詳しくは「その他の表現」の「重複表現」を参照してください。例:那花小小的,紅紅的。