【華語文法】時量詞

もくじ

時量詞

動作行為の持続時間や期間、言い換えると「時間の長さ」を表す。

時量詞の使い方

時量詞の位置の位置は以下の通り。

  • 動詞が目的語を伴わない場合:時量詞は直接動詞の後ろに置かれて「主語+動詞+時量詞」の語順になる。例:我去美國工作六個月。/ 我去台南旅行三天。
  • 動詞が目的語を伴う場合:
    1. 目的語が一般事物ならば、動詞を繰り返して「主語+動詞+目的語+動詞+時量詞」の語順をとる。例:我打算教中文教一年。
    2. 目的語が人称代名詞(人名も)ならば、「動詞+目的語+時量詞」の語順をとる。例:我在咖啡店等了他三個小時。
  • 離合動詞が時量詞をとる場合:時量詞は「的」を伴うか伴わないかのいずれかで、離合動詞の動詞と目的語の間に挿入される。例:我每星期上五天(的)課。
  • 否定形の場合:動量詞は「不/沒」の前に移動して「主語+時量詞+“不/沒“+動詞+目的語」の語順をとる。例:他太忙了,所以他兩天不能來上課。
  • 時間詞との併用:時間詞は時間詞のルール通り、主語の前後に置かれる。例:我去年去美國工作六個月。/ 我昨天去台南旅行八個小時。/ 今年我想在臺灣學中文學九個月。

継続時間や経過時間を表す

時量詞は動詞の性質によって、動作の持続時間を表す場合と、動作終了後からの経過時間を表す場合の2通りに分類される。

  1. 継続時間:動作が一定時間継続する意味の動詞につくと、動作の持続時間を表す。例:我住了兩個多月。/ 我每天學一個小時的中文。/ 昨天我只睡了四個小時。
  2. 経過時間:動作が継続せず一瞬で終わる意味の動詞につくと、その動作が終わってからどのくらい時間が経過したかという経過時間を表す。例:這雙鞋子買了兩年了。

所要時間を表す

所要時間は、時間詞を目的語にして構成する。動詞には「要、需要」などを用いる。例:去那裡要兩個半小時。/ 到台北要三個小時。/ 走一公里要20分鐘。/ Q.從台南開車到台北要幾小時? A.大概三個半小時。/ Q.從台南大巴士到台北需多久? A.大概四個小時。

主な時量詞

  • __年nián:「__年間」の意味。例:「兩年」は「2年間」を意味する。
  • __個月ge yuè:「__ヶ月間」の意味。例:「三個月」は「3ヶ月間」を意味する。
  • __個星期ge xīngqīyī(__個禮拜ge lǐbài):「__週間」の意味。例:「四個星期」は「4週間」を意味する。
  • __天tiān:「__日間」の意味。例:「五天」は「5日間」を意味する。
  • __個小時ge xiǎoshí:「__時間」の意味。例:「六個少時」は「6時間」を意味する。
  • __分鐘fēn zhōng:「__分間」の意味。例:「七分鐘」は「7分間」を意味する。
  • __秒鐘miǎo zhōng:「__秒間」の意味。例:「兩年」は「8秒間」を意味する。
  • c.f. 半bàn:「30」のこと。例:「一個半小時」で「1時間半」、「半個小時」で「30分」を意味する。
  • c.f. 多duō:端数のあることを示し「⋯⋯あまり」を意味する。例:「一百多天」で「100日間あまり」を意味する。