数詞
数詞とは数を表す語のこと。現代では漢数字を用いず、アラビア数字で表記することも多い。
基本的な数詞
- 零líng :0
- 一yī :1
- 二èr:2
- 三sān:3
- 四sì:4
- 五wǔ:5
- 六liù:6
- 七qī:7
- 八bā:8
- 九jiǔ:9
- 十shí:10
- 十一shíyī:11
- ⋯⋯
- 二十èrshi:20
- 二十一èrshi yī :21
- ⋯⋯
単位
- 十shí
- 百bǎi
- 千qiān
- 萬wàn
小数点を表す
- 三點一四:3.14
- 零點十二:0.12
序数を表す
序数は、順序を表す数のこと。例えば「第一、第二、第三⋯⋯」「一月、二月、三月⋯⋯」「一年級、二年級、三年級⋯⋯」のように順序があるもの。
「二」と「兩」
「2」だけは「二」と「兩」を使い分ける。使い分けは以下の通り。また、度量衡単位では「二」と「兩」のどちらも使用可能。
- 順序を表す場合、つまり序数の場合は「二」を用いる。「二」は順番の「2番目」を表す。例:第二 / 二月 / 二年級(2年生)
- 順序がなくて、ただ数える場合は「兩」を用いる。「兩」は数や量の「2つ」を表す。例:兩個 / 兩天(2日間) / 兩個月(2ヶ月間)
分数、倍数、割引を表す
- 分数:「A分のB」は「分之fēnzhī」を用いて「A 分之B」と表す。例えば「10分の1」は「十分之一」となる。
- 倍:「A倍」は「倍bèi」を用いて「A倍」と表す。日本語と同じ。
- 割:「A割」は「成chéng」を用いて「A成」と表す。例えば「9割」は「九成」となる。
- 割引:「A割引」は「折zhé」を用いて「A折」と表す。例えば「1割引」は「九折」となる。
概数を表す
- 隣り合った数を並べる:隣り合った数を並べることで概数を表す。例:二三 / 三十三四 / 四五十
- 左右zuǒyòuを用いる:「[量詞] + 左右」の形を数の直後につける。例:一年左右。
- 前後qiánhòuを用いる:「前後」を数の直後につける。量詞は使えない。例:十三前後
- 上下shàngxiàを用いる:「上下」を数の直後につけて「⋯⋯くらい」を意味する。主に年齢、高さ、重さなどに用いる。量詞も使える。例:二十(歲)上下 / 五十公斤上下
- 幾jǐを用いる:「幾」を数の前後につけて、10以下の不定の数を示す。例:十幾個 / 幾十個 / 幾十本書
- 多duōを用いる:「多」を量詞か量詞の直後につけて「⋯⋯あまり」を意味する。例:十多個 / 一個多月 / 一年多 / 三十多瓶啤酒
- 來láiを用いる:「來」を数の直後につけて「⋯⋯ほど」を意味する。例:十來個 / 四十來歲 / 二十來張票
座席番号、部屋番号、電話番号、西暦の言い方
劇場、列車、飛行機などの座席番号、ホテルやマンションの部屋番号、電話番号、西暦は、数字を1つ1つ読み上げる。例えば「101」号室 は「yī líng yī hào shì」と言う。