【華語文法】助動詞

もくじ

助動詞

助動詞は、動詞や形容詞の前に置かれて、可能、願望、義務、必要などを表す。

  • よく使われる助動詞
    • 技術習得の有無を表す「會huì」
    • 身体的な能力の有無を表す「能néng」
    • 許可に関連して「可能かどうか」を表す「可以kěyǐ」

可能や許可を表す:⋯⋯できる

  • 會huì:技術習得の有無を表す。例:你會不會講中文?/ 這孩子剛會走路,還不大會說話。
  • 能néng:
    • 身体的な能力の有無を表す。例:能走嗎?
    • 許可も表すことができる。例:能不能貨到付款?
  • 可以kěyǐ:
    • 許可に関連して「可能かどうか」を表す。例:休息室裡可以吸煙。
    • 許可に関する質問に「可以」と簡単に答えることもできる。例:Q.我可以進來嗎? A.可以。
    • 客観的な条件下で可能かどうかを表すこともできる。例:利用原子能,人們可以發電。
  • 能夠néng gòu:(書き言葉)「「能」と同じように身体的な能力の有無と、「可以」と同じように客観的な条件下で可能かどうかを表す。例:今天能夠做完的事,不要拖到明天。
  • 可kě:
    • 主に書き言葉で用いられて「可以」と同じ使い方。例:閱覽室的工具書不可攜出室外。
    • 話し言葉に用いる場合は、対照的な意味の語を並べて表現する場合に限る。例:可大可小

示唆や助言を表す:⋯⋯する価値がある、⋯⋯してみたら

  • 可以kěyǐ:
    • 動詞の重複形式や動量詞を伴った動詞句と一緒に用いて「⋯⋯する価値がある」と示唆する。「很、大、倒、真」をよく伴う。例:這個問題很可以研究一番。
    • 二人称(你)に対して「⋯⋯してみたら」と助言する。例:這本書寫得不錯,可以看看。
    • 否定には「不值得」を用いる。例:對我們來說那應該是不值得調查的。
    • 許可に関する質問には「可以」と簡単に答えることができたが、示唆や助言に関する質問では「可以」と簡単に答えることができない。
  • 可kě:「可+[動詞]+的」の形で「⋯⋯する価値がある」を意味する。例:我沒有什麼可介紹的了。

可能性を表す:⋯⋯できる

  • 會huì:起こりうべきことを予測する。例:今天不會下雨的。
  • 能néng:起こる可能性があることを示す。例:天這麼晚了,他還能來嗎? 我看他不能來了。
  • 要yào:ある事が必然的に起こることを示す。例:李先生今天要來的。

「會、能、要」の使い方

  1. 「不+[助動詞]」の形で否定形を作る:「會」と「能」の否定形はそれぞれ「不」を直前につけて「不會、不能」とするが、「要」は「不要」とすると禁止を表すため、可能性を表せない。可能性を表す「要」を否定形にする場合は「不會」を用いる。例:現在他不會在家裡。/ 我看他不能來了。
  2. 応答時に助動詞を単独使用する:「會」は単独で質問の答えに用いることができる。「能」は単独で質問に答えることは少ないができる。「要」は単独で用いることができない。例:Q.他會不會去? A.會(不會)。
  3. 助動詞と併用する:可能性を表す助動詞は一部の助動詞と併用して用いることができる。
    • 推測や判断を表す助動詞と一緒に用いる。可能性を表す助動詞は後ろに置く。例:這應該會顯示一個彈出視窗。/ 我不認為他應該能得到這份工作。/ 這題的意思很明白,你應該要做。
    • 願望、意志、意欲を表す助動詞と一緒に用いる。可能性を表す助動詞は前に置く。例:/ 很多受訪者表示會打算長期留在新加坡。/ 老師對我不公平對待,我只能敢怨而不敢言。/ 不要試著假裝問題沒有發生,要願意共同解決你們的問題。
    • 「會」と「要」を併用する。「會要」の語順になる。:例:看來今天會要下雨。
  4. 「[助動詞]+不+[助動詞]+[動詞]」の形で疑問形を作る:「會」は「會不會」、「能」は「能不能」の形をとれるが、「要」は「要不要」とせずに、通常は「是不是要」を用いる。例:他會不會去?/ 我們今天能不能見面?/ 明天他是不是要走了?/ 這樣粗率是不是要出問題?
  5. 「不+[助動詞]+不+[動詞]」の形で二重否定文を作る:可能性を表す助動詞は二重否定を作ることができる。
    • 不會不:可能性が非常に大きいことを表す。「⋯⋯しないはずがない、きっと⋯⋯するはずである。」を意味する。例:我想他不會不知道。
    • 不能不:可能性ではなくて、義務を表す。「⋯⋯しないはずはない、⋯⋯しなければならない」を意味する。例:這件事他不能不知道。
    • 不要不:禁止や阻止を表す。「⋯⋯しないことは許されない」を意味する。例:與親近之人,不要說氣話,不要說反話,不要不說話。

願望、意志、意欲を表す

  • 想xiǎng:⋯⋯したいと思う。例:我今天不想去看電影。
  • 要yào:ある事がしたいという意志を示す。「⋯⋯したい、⋯⋯したがる、⋯⋯するつもりである」を意味する。例:畢業以後,他還要回到台北來。/ Q.你要不要看? A.要看。
  • 願意yuànyì:「願いや望みにかない⋯⋯したいと思う、⋯⋯を願う」を意味する。例:我很願意幫助你。
  • 肯kěn:「すすんで⋯⋯する」を意味する。後ろに目的語を伴う。例:勸他別去,可是他不肯不去。
  • 敢gǎn:「あえて⋯⋯する」を意味する。例:你敢去嗎?我也不敢去!
  • 打算dǎsuàn:「⋯⋯する予定だ」を意味する。「打算」は動詞だが、動詞や動詞句を目的語とすることがあり、その場合は助動詞と同じ形式となるので、ここに分類する。例:你不打算去嗎?

「想、要、願意、肯、敢、打算」の使い方

  1. 否定形を作る:
    • 「要」の否定には「不要」ではなく「不想」や「不願意」を用いる。「不要」は禁止の意味になる。例:Q.他要去日本,你呢? A.我不想去。
    • 「願意」の否定には「沒」ではなく「不」を用いる。例:她不願意看到他,所以一直躲起來。/ 他不願意買,因為他捨不得錢。
    • 「敢」の否定には普通「不敢」を用いるが、「沒敢」が用いられることもある。「沒」は過去の否定を表すので「⋯⋯することができなかった」の意味になる。例:我晚上一個人不敢去上廁所。/ 孩子們聽了真是可笑,不過沒敢笑。
    • 「不敢不」は二重否定で「⋯⋯しないでいられない、余儀なく⋯⋯する」を意味する。例:我本來不想去,可是又不敢不去。
  2. 「要」と「想」「打算」は併用できる。例:想要見你。/ 我想打算去美國打工。
  3. 一部の助動詞は可能性を表す助動詞「會、能」などと併用できる。例:他能不想知道真相嗎?/ 他能不願意跟你說話了?/ 你可能不想擁抱目前的處境。
  4. 一部の助動詞は程度の副詞「很、非常」などで強調することができる。例:我很想回國。/ 我非常願意學習。
  5. 一部の助動詞は、返答に単独で用いることができる。例:Q.你要不要看? A.要。/ Q.我們跟你們挑戰,你們敢不敢應戰? A.敢!
  6. 「肯」を用いた疑問に対して否定の返答をする場合は「不肯」とはせずに「不行」または「不能」を用いる。例:Q.你肯不肯來把他帶到房間里去? A.肯(不肯)。

目的を表す

  • 好hǎo:⋯⋯するのに都合がよいように(⋯⋯しなさい)(話し言葉)複文の後節に用いて、前節で述べたことがどんな目的に達するためであるかを示す。例:請你把電燈開開,我們好過去。
  • 便于biànyú:⋯⋯するのに便利である、都合がよい(書き言葉、普通话で使われる)「便于」に続く動詞には二音節動詞を用いることが多い。例:这些煤田都接近地面,便于开采。/ 便于携带

推測や判断を表す

  • 應該yīnggāi:客観的状況から容易に推察できることを示す。「当然⋯⋯のはずだ」を意味する。例:已經四月了,天氣應該會暖和了。
  • 應當yīngdāng:「應該」と同じ。例:這個問題應解決的。
  • 該gāi:
    • 起こり得るべきことを予想することを示す。「きっと⋯⋯するはずである、⋯⋯するに違いない」を意味する。例:再過半個月,該放暑假了。
    • 副詞「又」で修飾することができる。例:下星期一又該考試了。
    • 「(有)多(麼)⋯⋯啊」の前に用いることができる。感嘆文に用いて「起こり得るべきことを予想する。「なんと⋯⋯であろう、どんなに⋯⋯であろう」を意味する。例:我要是能講那麼好的英文該有多好!
    • 仮定を表す複文の後節に用いることができる。例:他要是知道了,該多傷心呢!

必要、義務、当然を表す

  • 要yào:事実上から言って「⋯⋯すべきである、⋯⋯しなければならない」を意味する。例:屋裡要乾淨。
  • 得děi:意志上、事実上、道理上「ぜひとも⋯⋯しなければならない」を意味する。例:我們還得考慮考慮。
  • 應該yīnggāi:事実、道理から言って「当然⋯⋯するべきである」を意味する。例:今天應該小王值班。/ 按他平常的成績,這次考試應該會更好。
  • 應當yīngdāng:「應該」と同じ。例:你應當感謝她。
  • 該gāi:道理上、事実上から「当然⋯⋯しなければならない」を意味する。例:時間不早了,我該走了。
  • 應yīng:(書き言葉)多くは4字句(四字格)に用いる。事実、道理から言って「当然⋯⋯すべきである、⋯⋯しなければならない」を意味する。例:不應不去 / 遇到這樣的情況應冷靜。
  • 當dāng:(書き言葉)「当然⋯⋯すべきである」を意味する。例:早當開會解決。
  • 須xū:(書き言葉)事実、道理から言って「⋯⋯しなければならない、⋯⋯すべきである」を意味する。例:一成決議,就須堅決執行。
  • 理當lǐdāng:理屈から言って「当然⋯⋯すべきである」を意味する。例:理當承擔一切責任。
  • 理應lǐyīng:「理當」と同じ。例:理應如此。
  • 理該lǐgāi:「理當」と同じ。例:好像只要她的腳合適的穿上了水晶鞋,就理該感激涕零的跟王子回宮,然後永遠在幸福中誠惶誠恐。

必要、義務、当然を表す助動詞の使い方

  1. 一部の助動詞は併用されることがある。例:上課了,大家應該要回教室了。/ 考上大學,來之不易,可得要繼續努力。
  2. これらの助動詞の否定形は「必要、義務、当然」の否定を表さず、「⋯⋯してはならない、⋯⋯すべきではない」という「禁止や阻止」を表す。しかし「得」は否定の副詞で否定できない。例:不要浪費時間。/ 那條河,水流很急,你不該到那裡去游泳。/ 你不該一個人去。
  3. 前項で述べたように「要」の否定形「不要」は禁止や阻止を表すので、「⋯⋯しなくてもよい、⋯⋯する必要がない、⋯⋯するまでもない」などのような不要を表す場合、「不用、不必、無須(書き言葉)、用不著」などの語を用いる。例:大家都是熟人,不用客氣。/ 你不必去了。/ 不必擔心。/ 道理很明顯,無須我多說。/ 用不著請別人幫助,自己可以做。