連動文
連動文とは、述語部分が複数の動詞や句からなり、それら複数の動詞句が並列、動目(動詞-目的語)、動補(動詞-補語)、主述(主語-述語)、修飾などの関係を持たない文。
分類
連動文は、以下の2通りで分類できる。
連動文を構成する動詞句の形式からの分類
- 動詞が並んだもの。2つの動詞のうち一方は「來」か「去」に限られる。例:他來看。/ 我們今天一起去吃飯吧!
- 一方の動詞句がアスペクト助詞「了」や「著」を伴うもの。例:我去吃了回來了。/ 我在床上躺著看書。
- 一方の動詞句が重複されるもの。例:為了成功試試看。
- 目的語を伴うもの。例:我坐公車去。
連動文を構成する動詞句間の意味関係からの分類
- 前後して起こる動作を表す。例:我買牛肉麵吃。
- 後の動詞句が前の動詞句の目的を表す。例:他去機場接朋友。
- 前の動詞句が後の動詞句の手段、方法、方式を表す。例:我每天坐計程車上班。/ 我用毛筆書法。
- 後ろの動詞句が前の動詞句を修飾する。前の動詞句には「有(沒有)」が用いられる。例:雖然我想買房子,但我沒有錢買。
- 肯定と否定を並べてある事実を説明する。例:他緊握朋友的手不放。
語順
連動文では基本的に、動作や事態の発生順、道理の上での順に動詞(句)を並べる。例えば「我開車去了。」と「我去開車了。」は意味が異なる。前者は「私は車を運転して行く」、後者は「私は行って車を運転する」の意味になる。