【華語文法】存現文(存在文と現象文)

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存現文(存在文と現象文)

存現文は、事物や事象の存在、出現、消失を表す文。存現文はさらに、存在を表す「存在文」と「出現、消失」を表す「現象文」に分類される。

存在文

ある場所、ある時間に、人や物(目的語)が存在している様子を表す。「[場所/時間]+[動詞]+著+[人/物]」の形で「[場所/時間]には[人/物]が[動詞]している」を意味する。例:桌子上放著一本書。

この構文は同じく存在を表す存在の「有」と同じ語順を取る。存在を表す「有」はただ「ある」という存在を述べているのに対して、存在文の「[動詞]+著」は、その存在の様子を具体的に述べている。

  • 牆上有一張地圖。(壁には一枚の地図がある。)
  • 牆上貼著一張地圖。(壁には一枚の地図が貼ってある。)

現象文

ある場所、時間に、事物や事象が出現したり消失したりする現象を表す。「[場所/時間] + [動詞] (+結果補語/方向補語) (+了) + [人/物]」の形で、「[場所/時間]から[人/物]が[動詞](+結果補語/方向補語)した」を意味する。例:前面走過來兩個人。

  • 出現を表す:我們宿舍來了一個新同學。
  • 消失を表す:我們樓裡搬走了一家人。