比較文
「比bǐ、比較bǐjiào、有yǒu、沒有méiyǒu、A 跟gēn/和hàn B 一樣yíyàng、不如bùrú、像xiàng、最zuì」などを用いた比較表現の文。
- 比bǐ:⋯⋯と比べて
- 二つのものを比較する場合に用いる。「A+比+B+[形容詞]」の形で「AはBより[形容詞]だ」を意味する。例:我比他高。
- 「不」か「不是」のいずれかで否定でき、「比」の前に置く。例:我不比他高。/ 我不是比他高。
- 「很hěn、真zhēn、非常fēicháng」のような程度の副詞を形容詞の前に置けないが、形容詞の後ろに「一點yìdiǎn、得多de duō、多了duō le」を付けることで形容詞の程度を表すことができる。例:我比他高一點。/ 春天比夏天舒服得多。/ 春天比夏天舒服得多了。
- 様態補語「得de」と組み合わることができる。「比」は「得」の前でも後ろでも置くことができて、どちらも意味は同じ。例:他說中文比我說得好。/ 他說中文說得比我好。
- 比較bǐjiào:比較的⋯⋯
- 暗黙の比較を伝える。その比較は文脈を基にして理解される。例:我們家,姐姐比較會做飯。
- 「比較」は直接に否定を取れない。否定は本動詞に付随する。例:昨天比較不熱。
- 有yǒu(華語では使われない)
- 「A+有+B+[形容詞]」の形で使われて「AはBと同じぐらい[形容詞]だ」を意味する。「B」が人や場所を表す場合、[形容詞]の前に「這麼(こんなに)、那麼(そんなに)」をよくつける。例:
- 沒有méiyǒu:(こんなに/そんなに)⋯⋯ではない
- 否定表現で比較する場合に用いる。「A+沒有+B+那麼/這麼+[形容詞]」の形で使われて「AはBほど[形容詞]ではない」を意味する。例:問題沒有那麼嚴重。
- A 跟gēn/和hàn B [形容詞]:AはBと[形容詞]だ
- 介詞「跟/和」は「A+跟/和+B[形容詞]」の形で比較を表す。[形容詞]の部分にその差や量を表す語を置いて比較対象を示す。例:他跟你差不多。
- A 跟gēn/和hàn B 一樣yíyàng (+形容詞):AはBと同じ(ぐらい[形容詞])だ
- 「A+跟/和+B+一樣+[形容詞]」の形で使われて、2つの人、物、事柄が同等であることを表す。例:這支手機跟那支手機一樣。/ 妹妹跟姐姐一樣高。
- 否定は「一樣」の前に「不」を置くか、「跟/和」の前に置く。例:這支手機跟那支手機不一樣。/ 這支手機不跟那支手機一樣。
- 不如bùrú:⋯⋯の方が良い
- 「A 不如 B+[形容詞]」の形で「AよりもBの方が[形容詞]なので良い」を意味する。AとBにはそれぞれ同じ品詞(名詞や動詞)または構造(名詞句や動詞句)のものを当てはめる。例:這匹馬不如那匹馬快。
- 接続詞「與其」と組み合わされて「與其 A 不如 B」の形で「AよりはむしろBだ」を表す。書き言葉で使われる。例:與其坐車不如坐船。
- 像xiàng:似ている
- 動詞「像」は「A+像+B」の形で使われて、両者が似ていることを表す。例:他的口音不像北方人。/ 他像你一樣聰明。
- 「A+跟/和+B+(+很)像」の形でも表せる。例:妹妹和姐姐很像。
- 最zuì:最も
- 副詞「最」は3つ以上の人や物の中で最上位(最下位)であることを指す。例:中文是世界上使用人數最多的語言之一。