動作に関する品詞と表現
アスペクト助詞(時態助詞)
アスペクト助詞(時態助詞)は通常、動詞または形容詞の後ろにつながって「完了、持続、経験」のような動作や変化の状態を表す
- 了le:完了を表す
- 著zhe:持続を表す
- 過guò:経験を表す
アスペクト助詞(時態動詞)と時相助詞について詳しく知りたい方は、以下の記事を見てみてください。
時相助詞
時相助詞は、伝統的ないわゆる動補構造の補語であり、動詞の後ろ、アスペクト助詞(時態助詞)の前に現れて、動作状態の時間構造を表す
- 完wán:動作の完了を表す
- 好hǎo:準備万端であることを表す
- 過guò:動作の完了を表す
- 下去xiàqù:続けることを表す
動補構造をとる補語
結果補語
動詞の後ろに置かれて、動作行為がもたらす結果を表す
方向補語
動詞の後ろに置かれて、人や物が動作行為によって移動する方向を表す。方向補語はさらに単純方向補語と複合方向補語に分類される
可能補語
動詞の後ろに置かれて、主観的あるいは客観的な条件から、補語の表す結果が実現可能かどうかを表す。可能補語は、結果補語と方向補語から派生してできる補語で、動詞とそれら補語の間に構造助詞「得de」または「不bù」を置くことで形成される
様態補語
動詞または形容詞の後ろに置かれて、主語の動作、行為、状態がどのようであるかを具体的に描写する。動詞または形容詞と様態補語の間に構造助詞「得de」を置く
程度補語
形容詞や一部の心理活動を表す動詞の後ろに置かれて、程度が甚だしいことを表す
数量補語
動詞の後ろに置かれて、動作行為の時間や期間、回数を表す。数量補語はさらに、動作行為の時間や期間を表す時量補語と、動作の回数を表す動量補語に分類される
動補構造(結果補語、方向補語、可能補語、様態補語、程度補語、数量補語)について詳しく知りたい方は、以下の記事を見てみてください。
動作の進行表現
動作が進行していることを表し、「~している」を意味する
- (正zhèng)在zài + [動詞句]
- [動詞] + 著zhe⋯⋯
- [動詞] + 下去xiàqù
近接未来表現
「近い未来」を表し、「もうじき~する」を意味する
- 快要kuàiyào⋯⋯
- 快kuài⋯⋯
- 要yào⋯⋯了le
- 就要jiùyào⋯⋯
近接過去表現
ある動作や状態が生じて間もないことを表し、「ちょうど」「ついさっき」「⋯⋯したばかり」などを意味する
- 剛gāng
- 剛剛gāng
- 才cái
- 剛才gāngcái