【華語文法】動作に関する品詞と表現

もくじ

動作に関する品詞と表現

アスペクト助詞(時態助詞)

アスペクト助詞(時態助詞)は通常、動詞または形容詞の後ろにつながって「完了、持続、経験」のような動作や変化の状態を表す

  • 了le:完了を表す
  • 著zhe:持続を表す
  • 過guò:経験を表す

アスペクト助詞(時態動詞)と時相助詞について詳しく知りたい方は、以下の記事を見てみてください。

【中国語文法】アスペクト助詞(時態動詞)と時相助詞

相談者 アスペクト助詞(時態動詞)と時相助詞って難しいんだよなぁ まさ先生 そんなことないよ。役割を理解して種類を覚えてしまえばすぐに使えるようになるよ。 相談者 え!本当に!教えて〜… [more]

時相助詞

時相助詞は、伝統的ないわゆる動補構造の補語であり、動詞の後ろ、アスペクト助詞(時態助詞)の前に現れて、動作状態の時間構造を表す

  • 完wán:動作の完了を表す
  • 好hǎo:準備万端であることを表す
  • 過guò:動作の完了を表す
  • 下去xiàqù:続けることを表す

動補構造をとる補語

結果補語

動詞の後ろに置かれて、動作行為がもたらす結果を表す

方向補語

動詞の後ろに置かれて、人や物が動作行為によって移動する方向を表す。方向補語はさらに単純方向補語と複合方向補語に分類される

可能補語

動詞の後ろに置かれて、主観的あるいは客観的な条件から、補語の表す結果が実現可能かどうかを表す。可能補語は、結果補語と方向補語から派生してできる補語で、動詞とそれら補語の間に構造助詞「得de」または「不bù」を置くことで形成される

様態補語

動詞または形容詞の後ろに置かれて、主語の動作、行為、状態がどのようであるかを具体的に描写する。動詞または形容詞と様態補語の間に構造助詞「得de」を置く

程度補語

形容詞や一部の心理活動を表す動詞の後ろに置かれて、程度が甚だしいことを表す

数量補語

動詞の後ろに置かれて、動作行為の時間や期間、回数を表す。数量補語はさらに、動作行為の時間や期間を表す時量補語と、動作の回数を表す動量補語に分類される

動補構造(結果補語、方向補語、可能補語、様態補語、程度補語、数量補語)について詳しく知りたい方は、以下の記事を見てみてください。

【中国語文法】動補構造とは何か

相談者 動補構造って難しいんだよなぁ まさ先生 そんなことないよ。分類を覚えてしまえばすぐに理解できるよ。 相談者 え!本当に!教えて〜 まさ先生 いいよ〜 というわけで、今回は動補構… [more]

動作の進行表現

動作が進行していることを表し、「~している」を意味する

  • (正zhèng)在zài + [動詞句]
  • [動詞] + 著zhe⋯⋯
  • [動詞] + 下去xiàqù

近接未来表現

「近い未来」を表し、「もうじき~する」を意味する

  • 快要kuàiyào⋯⋯
  • 快kuài⋯⋯
  • 要yào⋯⋯了le
  • 就要jiùyào⋯⋯

近接過去表現

ある動作や状態が生じて間もないことを表し、「ちょうど」「ついさっき」「⋯⋯したばかり」などを意味する

  • 剛gāng
  • 剛剛gāng
  • 才cái
  • 剛才gāngcái