身近な果物バナナは、ビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれていて、美肌効果・貧血予防・熱中症予防・便秘予防などさまざまな効果が期待できちゃいます。
また、バナナは体内吸収速度の異なる様々な種類の糖を含むため、血糖値の上昇が緩やかに。これによって脂肪の溜め込みを防くことができ、ダイエット効果も期待できます。
さらに、バナナにはトレーニングと関係する嬉しい効果もあるんです!まさにスーパー食材!
そこで今回は、トレーニングとバナナの意外な効用についてご紹介します。
バナナのことがわかる
トレーニングとバナナの効用がわかる
バナナとは
まずは、バナナについての基本的な情報を知りましょう。
分類
バショウ科バショウ属(英) Banana (仏) Banane
バナナは南アジアの熱帯地方が原産とされているバショウという草本になる実の総称で、色々な種類があります。栽培されているバナナの種類は数百種類以上といわれ、その中にも、よく見かける生食用のものと、芋のように生では食べられない料理用のものとがあります。今世界で栽培されているバナナの約3分の2は普段食べるような生食用で、残り3分の1は料理用です。
バナナの生産量
日本国内で出回っているバナナはフィリピン産が多く、全体の80%以上を占めています。
FAOSTATの統計値によると、生産量の世界第1位はインドの約3046万トン。2位は中国の1165.5万トンの3位はインドネシアの728.6トン。ちなみにフィリピンは6位で604.9トン、日本は119位で6トンです。
バナナの栄養価
バナナの栄養価(100gあたり)は以下の通りです。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
86kcal | 75.4g | 1.1g | 0.2g | 22.5g | 0.8g | -g | -g | 0 | 1.1g |
カロテン | E | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C | |
56μg | 0.5mg | 0.05mg | 0.04mg | 0.7mg | 0.38mg | 26μg | 0.44mg | 16mg | |
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | ||||
Tr | 360mg | 6mg | 32mg | 27mg | 0.3mg |
トレーニングとバナナの効果
いよいよ本題に入りましょう。バナナは意外にも筋肉修復・疲労回復に効果があります。じつは、バナナはトレーニングと相性がとても良いのです。
バナナの代表的な効果は以下の通りです。
バナナの効用
- 炭水化物が豊富。
- 体内への吸収速度が早い。
- 筋肉が作られる時に必要なビタミンBを多く含む。
- 疲労回復の促進や体内の水分量を調整する役割を持つカリウムが豊富。
- 筋肉の疲労を回復させる効果のある強抗酸化作用を伴うポリフェノールを含む。
トレーニングに関連する1、3、4についてもう少し詳しくお伝えしようと思います。
多種多様な糖類で持続力アップ
バナナには、でんぷん・ブドウ糖・果糖・ショ糖など、体内への吸収時間が異なる様々な糖質が含まれているので、エネルギー補給が長時間持続します。 そのため、マラソンランナーやサッカなどの長時間運動のエネルギー源として適しています。
ビタミンBは筋肉の合成を助ける
バナナは、筋肉が作られる時、または筋肉痛や肉離れによって損傷した筋肉を修復する時に必要なビタミンBを多く含んでいます。
トレーニングとビタミンの効果については別の記事に書いたので、気になる人は見てみてください。
カリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル
フルーツの中でも特にバナナは、カリウムを非常に多く含んでいます。カリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。
まとめ
バナナは長時間運動のエネルギー源であるだけでなく、筋肉合成を助ける役割もあることがわかりました。
トレーニング後にはぜひたんぱく質と一緒にバナナを食べてみてください。きっと良い効果が出ると思います。
また、トレーニング後に手軽に補給できるたんぱく質として、私はプロテインをオススメしています。プロテインについては別の記事に書いたので、見てみてください。