私は41歳の時、台湾中心部の国立台湾師範大学語学センターに1年間在籍してゼロから中国語の勉強を開始しました。暗記力低下で想像以上に大変でしたが、毎日勉強して、、、中国語で会話できるように!もちろん現在も勉強継続中です。
なぜ40代から勉強を始められたのか。それは「中国語で会話したい!」という高いモチベーションがあったから。気持ちさえあれば、意外と頑張れるものです。
「勉強してみたいけど遅いんじゃないか」と考えている方、、、遅くないですよ!
さあ、今日から始めてみましょう!!!
さて、私が在籍した師範大学語学センターは、独自に作成・出版した「當代中文課程(現代中国語コース)」を使用しています。
このテキスト、他のたくさんの語学センターでも使われるほど良くできていてオススメ!詳しい内容は下記URLから。
とても良さそなテキストですね!
オススメのテキストなのですが、難点が1つだけ。
中国語と英語で書かれていて日本語がないんです。。。
なので、日本人に理解しやすいよう翻訳していきます!
わぁ!
さらに、語学センターの先生から教わったテキストには書かれていない文法上の注意点・使用する状況なども追加します!
よろしくお願いします!
今回は當代中文課程1課本の第一課(レッスン1)を扱います。
中国語で質問する方法
A. A-not-Aで質問する
機能:
疑問文を作るためのA-not-A型は、中国語で質問するための最も中立的な方法です。そして、英語の「yes/no」疑問文に最も似ています。
- 王先生要不要喝咖啡?(王さんはコーヒーを飲みたい?)
- 這是不是烏龍茶?(これは烏龍茶ですよね?)
- 臺灣人喜不喜歡喝茶?(台湾人はお茶を飲むのが好き?)
構造:
この構造(A-not-A)の中で「A」は最初の動詞要素を指します。
- 他喝咖啡。(彼はコーヒーを飲む。)
他喝不喝咖啡?(彼はコーヒーを飲むの?) - 你是日本人。(あなたは日本人です。)
你是不是日本人?(あなたは日本人ですよね?) - 他來臺灣。(彼は台湾から来る。)
他來不來臺灣?(彼は台湾から来ますか?)
使い方:
A-not-A疑問文の中で動詞要素が二音節(XY)の時、第二音節(Y)はこのパターンの先頭の「A」で省略することができます。なので「XY-not-XY」は「X-not-XY」と同じです。例えば「你喜歡不喜歡我?Nǐ xǐhuān wǒ」は「你喜不喜歡我?Nǐ xǐ bù xǐhuān wǒ(あなたは私が好き?)」と同じです。
B. 「嗎ma」で質問する
機能:
疑問文は、疑問助詞(語気助詞)「嗎ma」を使うことで形成できます。これはいつも短い疑問文で使われます。
- 你好嗎?(あなたは調子どう?)
- 你來接我們嗎?(あなたは私たちを迎えに来るの?)
- 他是日本人嗎?(彼は日本人ですか?)
構造:文+嗎ma?
「嗎ma」疑問文は肯定か否定かのいすれかです。
- 否定文:
- 他不姓陳嗎?(日本語訳:彼の名字は陳ではない?)
- 你不是臺灣人嗎?(日本語訳:あなたは台湾人ではない?)
- 他不喝咖啡嗎?(日本語訳:彼はコーヒーを飲まない?)
使い方:
A-not-A型は仮定でないことを指し、そして中立的な質問か長い質問に使われます。これ(A-not-A)は文末に疑問助詞(語気助詞)「嗎」を取りません。「*這是不是茶嗎?[間違った使用例]」と言うことはできません。対照的に、「嗎」型疑問文は短い質問に使われます。しかし、多くの場合において、疑問文のこれら2つの形式はよく置き替えられます。
- 你好嗎?(あなたは調子どう?)
- 你要喝茶嗎?(あなたはお茶を飲みたい?)
- 你們要不要喝烏龍茶?(あなたたちは烏龍茶を飲みたい?)
補足・まとめ
S:主語、A:動詞
文法構造
- S A-not-A ⋯⋯?
- S⋯⋯嗎ma?
意味
Sは⋯⋯ですか?
ポイント
疑問文の基本的な形は「S A-not-A ⋯⋯?」と「S ⋯⋯ 嗎ma?」の2つです。「S A-not-A ⋯⋯?」は、中立的な質問か、長い質問の時に使用されます。一方で、「S ⋯⋯ 嗎ma?」は、否定的な質問か、短い質問の時に使用されます。
中国語で質問に答える
A. 肯定的な答え
肯定的な答えは、質問の中の本動詞を繰り返すことによって形成され、後ろには肯定的な文がきます。例えば、
本動詞:文中の主要なまたは最も重要な動詞を指し、一般的には主語の動作や状態を示します。
- A:他是不是臺灣人? / 他是臺灣人嗎?(彼は台湾人ですよね?)
B:是,他是臺灣人。(はい、彼は台湾人です。) - A:你喜歡不喜歡臺灣? / 你喜歡臺灣嗎?(あなたは台湾が好き?)
B:喜歡,我喜歡臺灣。(はい、私は台湾が好き。) - A:王先生是不是日本人? / 王先生是日本人嗎?(王さんは日本人ですよね?)
B:是,王先生是日本人。(はい、王さんは日本人です。) - A:他喝不喝烏龍茶? / 他喝烏龍茶嗎?(彼は烏龍茶を飲むの?)
B:喝,他喝烏龍茶。(はい、彼は烏龍茶を飲む。)
中国語では、肯定的な短い答えは、単純に疑問文からその動詞を繰り返すことで作ることができます。
- 你是王先生嗎?(あなたは王さんですか?)
是。(はい。) - 他來不來臺灣?(彼は台湾に来る?)
來。(はい。) - 他喜歡不喜歡喝茶?(彼はお茶を飲むのが好き?)
喜歡。(はい。)
B. 「不bù」を伴う否定的な答え
否定的な回答は、否定形の中に本動詞を繰り返すことによって形成されます。すなわち「不bù+[動詞]」の後ろに否定的な文がきます。「不bù」は副詞であり、動詞か他の副詞の前に置かれます。例えば、
- 他是不是李先生?(彼は李さんですよね?)
不是,他不是李先生。(いいえ、彼は李さんではありません。) - 王先生喝茶嗎?(王さんはお茶を飲む?)
不,他不喝。(いいえ、彼は飲まない。) - 李小姐是不是臺灣人?(李さんは台湾人ですよね?)
不是,李小姐不是臺灣人。(いいえ、李さんは台湾人ではありません。)
中国語では、質問に対する答えは、質問文の中の動詞だけで構成することができます。
- 他要不要喝咖啡?(彼はコーヒーを飲みたい?)
不要。(いいえ。) - 你喜歡不喜歡喝烏龍茶?(あなたは烏龍茶を飲むのが好き?)
不喜歡。(いいえ。) - 陳小姐是不是美國人?(陳さんはアメリカ人ですよね?)
不是。(いいえ。)
使い方:
上記ルールの例外がいくつかあります。例えば、動詞が「姓xìng」か「叫jiào」である時。質問が「他姓李嗎?(あなたの名字は李ですか?)」である時、否定的な答えは「*不姓[間違った表現]」よりも「不姓李(名字は李ではない)」」であるべきです。疑問文が「李先生叫開文嗎?(李さんの名前は開文ですか?)」である時、否定的な答えは「*不叫[間違った表現]」よりも「不叫開文(名前は開文ではない)」であるべきです。
補足・まとめ
文法構造
質問に対する答え方は以下の通りです。
- 肯定的な答えの場合
- 質問文の本動詞を繰り返し、その後に肯定的な文を続ける方法
Q:你是不是臺灣人?
A:是,我是臺灣人。 - 質問文の本動詞だけを繰り返す方法(少し粗雑な言い方)
Q:你是不是臺灣人?
A:是。
- 質問文の本動詞を繰り返し、その後に肯定的な文を続ける方法
- 否定的な答えの場合
- 質問文の本動詞に否定マーカー「不」をつけて繰り返し、その後に否定的な文を続ける方法
Q:你是不是臺灣人?
A:不是,我不是臺灣人。 - 質問文の本動詞に否定マーカー「不」をつけて繰り返だけの方法(少し粗雑な言い方)
Q:你是不是臺灣人?
A:不是。
- 質問文の本動詞に否定マーカー「不」をつけて繰り返し、その後に否定的な文を続ける方法
意味
質問文の本動詞を繰り返して、肯定的な答えの場合は「はい」、否定的な答えの場合は「いいえ」の意味になります。
ポイント
肯定的と否定的のどちらの場合でも本動詞だけを繰り返す方法は少し粗雑な言い方なので、会話ではなるべく使わないようにしましょう。
「是不是shì bú shì」は「⋯⋯なんですよね?」を意味する情報を確認する聞き方です。そのため、答えが「不是(いいえ)」の場合は「不是,[主語] 不是~,是⋯⋯。」というように「[主語] 不是~」で終わらずに、その後ろに正しい情報を追加して伝えます。例えば「你是不是臺灣人?」という情報確認の質問の場合、「不是,我不是臺灣人」で会話を終えずに「我是日本人」などの正しい情報を追加して「不是,我不是臺灣人,我是日本人。」と言います。詳しくは後のレッスンで学びます。
修飾マーカー「很hěn」
機能
副詞「很hěn」は状態動詞(Vs)を修飾します。
- 我很好。(私はとても調子がいい。)
- 他很喜歡臺灣。(彼は台湾が大好き。)
- 臺灣人很喜歡喝烏龍茶。(台湾人は烏龍茶を飲むのが大好き。)
構造
副詞「很hěn」は状態動詞(Vs)の前に置かれます。それは次の通り:[主語]+很hěn+[状態動詞(Vs)]
- 烏龍茶很好喝。(烏龍茶は美味しい。)
- 他很喜歡日本人。(彼は日本人が好き。)
- 我們很好。(私たちは調子がいい。)
使い方
一般的に、形容詞的な状態動詞(形容詞)の前に「不bù」か強意語かいずれかがこなければなりません。特別な強さが意図されない時、これら(形容詞的な状態動詞)の前に「很」がきます。つまり、「很hěn+[状態動詞]」は「とても[状態動詞]である」を意味します(とても高い、とても良い、とても背が高い、等々)。そして、時々これは「[状態動詞]である」ことだけを意味します(この場合は「很hěn」に「とても」という強調の意味はない)。「很hěn」が実際に「とても」の意味を意図する時、これ(很)は決まって会話の中で強調されます。
補足・まとめ
S:主語、Vs:状態動詞
文法構造
S 很hěn Vs
意味
会話においては「很」を強調して発音するかどうかで意味が異なります。
- 「很」を強調して発音しない場合
- SはVsです
- 「很hěn」を強調して発音する場合
- SはとてもVsです
ポイント
「很」は強調して発音するかどうかで意味が出るのか出ないのか異なる語です。
「很」の一番のポイントは、英語の文法「S(主語)+V(動詞)+C(補語)」にあたる言い方をする時、中国語では「V(動詞)」を使わずに「很」を使います。例えば「この写真は綺麗です」 と言いたい時、英語では「This picture is beautiful」というように動詞「is」を主語(This picture)と補語(beautiful)の繋ぎの語として使いますが、中国語では「這張照片很漂亮」というように動詞を使わずに“很”で主語(這張照片)と補語(漂亮)を繋ぎます。
「呢ne」を伴う対照的な質問、聞き返しの質問(省略疑問文)
機能
「呢ne」型の疑問文は、簡易形式が言明や条件の後ろにくる省略疑問文です。
- 我要喝茶,你呢?(私はお茶を飲みたい、あなたは?)
- 他不喝咖啡,陳小姐呢?(彼はコーヒーを飲まない、陳さんは?)
- 王先生是日本人,李先生呢?(王さんは日本人です、李さんは?)
構造
- 同じ述語、異なる主語
S1 V O,S2 呢ne?- 他是美國人,你呢?(彼はアメリカ人です、あなたは?)
- 他喜歡我們,你呢?(彼は私たちのことが好き、あなたは?)
- 同じ主語、異なる述語
S V O1,O2 呢ne?- 你喜歡喝茶,咖啡呢?(あなたはお茶を飲むのが好き、コーヒーは?)
- 你不喝咖啡,茶呢?(あなたはコーヒーを飲まない、お茶は?)
補足・まとめ
S:主語、V:動詞、O:目的語
文法構造
「呢ne」を使った質問文は聞き返しの省略疑問文で、主語を聞き返す場合と目的語を聞き返す場合の2通りがあります。
- 同じ述語で異なる主語について聞き返したい場合
- S1 V O,S2 呢ne?
- 同じ主語で異なる述語について聞き返したい場合
- S V O1,O2 呢ne?
意味
- S1はOをVします、S2は?
- SはO1をVします、O2は?
ポイント
話し出しを自分から行なうことができるので、中国語の初学者にはとても便利な聞き方です。例えば「我喜歡這個台灣菜,你呢?(日本語訳:私はこの台湾料理が好きだけど、あなたは?)」というように、自分の好き/嫌いをまず提示して相手に質問できるので、会話を続けやすいです。身につけて使っていきましょう。
課室活動
1. あなた自身と他の人を紹介する
- 目標:基本的な個人情報を与えたり得ることを学ぶ
- 課題:クラスメイトでペアになってください。「こんちには」と言ってください。そしてあなた自身を紹介してください。そして、(ペアになった)彼/彼女に、彼/彼女の名前、彼/彼女がどこから来たのかを尋ねてください。そしてクラスメイトに彼/彼女を紹介してください。
2. 好き嫌い
- 目標:誰かにお茶かコーヒーのとちらを飲むのが好きか尋ねることを学ぶ
- 課題: クラスメイトに、彼/彼女がお茶かコーヒーかどちらを飲むのが好きか尋ねるために、A-not-A型の「喜歡不喜歡」を使ってください。もし回答が肯定的であるならば、その後に彼/彼女にそれをご馳走してください。もし回答が否定的ならば、他の選択肢を与えてください。
喝茶 / 喝咖啡(お茶を飲む / コーヒーを飲む)
3. ありがとうを表現する
- 目標:質問に答えること、そしてありがとうを表現することを学ぶ
- 課題:会話のためにペアになってください。以下のような質問をしてください。
- A:你要不要⋯⋯?(あなたは⋯⋯したい?)
- B:好的 / 不要,謝謝。(はい / いいえ、ありがとう。)
4. 情報を得る
- 目標:「呢」型の質問を使ってより多くの情報を得ることを学ぶ
- 課題:(テキストの)下の写真をもとにして文を作ってください。その時は「呢」型の質問を使ってあなたのクラスメイトに情報を尋ねてください。例えば、
- A:陳月美喜歡⋯⋯。王開文呢?(陳月美は⋯⋯が好き。王開文は?)
- B:他不喜歡⋯⋯,他喜歡⋯⋯。(彼は⋯⋯が嫌い、彼は⋯⋯が好き。)
- 陳月美喜歡喝咖啡。王開文呢?(陳月美はコーヒーを飲むのが好き。王開文は?)
他不喜歡喝咖啡,他喜歡喝茶。(彼はコーヒーを飲むのが嫌い、彼はお茶を飲むのが好き。) - 王小姐喜歡日本。李明華呢?(王さんは日本が好き。李明華は?)
他不喜歡日本,他喜歡臺灣。(彼は日本が嫌い、彼は台湾が好き。)
補足・まとめ
ポイント
- 好きが嫌いかを質問する方法と、それに答える方法を学ぶ。
- 聞き返しの質問である省略疑問文を用いて質問する方法と、それに答える方法を学ぶ
- 質問に答える時は、最後に「謝謝(ありがとう)」を言うようにしましょう。
文化
中国語のあだ名
中国語では友だちや愛される人をあだ名で呼ぶ習慣があります。文字「老」はよく名字の前に加えられます。また「小」はあだ名を形作るために名前の二番目文字の前に置かれます。台湾の方言の影響によって台湾ではあだ名は、名前の前に文字「阿」を置くか、名前の二番目の文字が繰り返されることでしばしば形成されます。例えば、ある人は「陳文華」という名前に「老陳,小陳,小華,華華,阿華」というあだ名をつけます。
ピンイン(拼音)と発音の覚え書き
1. 基本的なトーン(声調)
声調名の英語訳(トーンマーク) | 声調名の日本語訳(声調記号) | 聲調名(聲調符號) | 例 |
---|---|---|---|
第1トーン(ー) | 第一声(ー) | 一聲(ー) | 接jiē、喝hē、他tā |
第2トーン(丿) | 第二声(丿) | 二聲(丿) | 來lái、茶chá、人rén |
第3トーン(V) | 第三声(V) | 三聲(V) | 你nǐ、我wǒ、請qǐng、很hěn、哪nǎ |
第4トーン(丶) | 第四声(丶) | 四聲(丶) | 是shì、這zhè、姓xìng、叫jiào、要yào |
ニュートラルトーン | 軽声(声調記号無し) | 輕声 | 嗎ma、呢ne / 我們wǒmen、你們nǐmen、是的shìde、謝謝xièxie、什麼shénme |
2. 第3トーン(第三声)の変調
- 第3トーン(V)を伴う2つの文字が一緒に見つかる時、このレッスンのこれら2つの例のように、最初の第3トーン(V)は第2トーン(丿)として発音されます。
小姐xiǎojiě(V + V —> 丿 + V)
你好nǐ hǎo(V + V —> 丿 + V)
しかしながら、発音の変化にも関わらず、それはピンインでは第3トーン(V)としてまだマークされます。 - 第3トーン(V)の変化のルール
V V (丿) 小 姐 | V V V (丿) 我 很 好 | V V ー (丿) 很 好 喝 |
V V (丿) 你 好 | V V V (丿) 李 小 姐 | V V ー (丿) 我 喜 歡 |
V V (丿) 很 好 | V V (丿) 你 好 嗎 |
3. 「不bù」の変調
「不bù」のトーンはそれ(不bù)の後ろにくる文字のトーンに依存して変わります。「不bù」の後ろに第1トーン(ー)・第2トーン(丿)・第3トーン(V)の文字がくる時、「不bù」は第4トーン(丶)としてピンインはマークされ、発音されます。「不bù」の後ろに第4トーンの文字がくる時、それは第2トーン(丿)としてピンインはマークされ、発音されます。
不bù + 第1(ー)・第2(丿)・第3トーン(V)の文字 —> 不は第4トーン(丶)として発音される | 不bù + 第4トーン(丶)の文字 —> 不は第2トーン(丿)として発音される |
---|---|
丶 ー 不 喝咖啡 | 丿 丶 不 客氣 |
丶 丿 (來) 不 來 | 丿 丶 不 是 |
丶 V 不 喜歡 | 丿 丶 不 要 |
丶 V (對)不 起 |
漢字の紹介
基本的な中国語の筆使い
中国語の書法は8つの基本的な筆使いからなっており、他にも基本的な漢字の筆使いがあります。8つの基本的な筆使いは「横、縦、左払い(左斜め)、押して引きずる(右斜め)、点、跳ね上げ、鈎状(はね)、折れ(横折れ)です。これらは初学者に漢字を書くことを教えるために使われます。
補足・まとめ
ポイント
- 第3トーンの語が隣り合わせで並んだ時は、前の語を第2トーンで発音します。発音が変化するだけで、トーン記号は第3トーンのままであることにも注意しましょう。
- 「不」の後ろに第4トーン(丶)の語がくる時、「不」は第2トーン(丿)として発音されます。それ以外の「不」は第4トーン(丶)として発音されます。
トーン(声調)は日本語にはないため、中国語を学び始めは難しく感じるかもしれません。しかし、繰り返すことで身につきますので、難しく考え過ぎずに実践することで慣れていってください。
中国語の単語(音節)構造やその構成要素の基本を学びたい方へ
ピンインや発音の基礎知識、中国語の単語(音節)構造の基本やその構成要素について解説している記事を紹介します。
中国語・華語の単語(音節)構造は「声母(Initials)+韻母(Finals)」で出来ていて、発音する時に声調(Tones)が加わります。この基本構造を正しく理解できるとピンインや声調記号(Tone marks)も自分で書けるようになります。以下の4つの記事を最初に読んで頂くと、中国語の単語(音節)構造が理解できるようになると思いますので、ぜひ目を通してみてください。
1.中国語・華語の単語(音節)構造の基本について
中国語の単語(音節)構造の基本を説明している記事です。単語(音節)構造の基本を理解したい方は、この記事をまず最初に読んでください。
2.声母(Initials)について
中国語の単語(音節)構造の各論「声母(Initials)」についての記事です。
「声母(Initials)」は全部で21個あり、それら全ての発音の基本・方法・コツをまとめた記事です。
3.韻母(Finals)について
中国語の単語(音節)構造の各論「韻母(Finals)」についての記事です。
「韻母(Finals)」は全部で36個あり、それら全ての発音の基本・方法・コツをまとめた記事です。
4.声調(Tones)について
中国語の単語(音節)構造の各論「声調(Tones)」についての記事です。
「當代中文課程」シリーズの日本語訳リンク
「當代中文課程」シリーズの日本語訳リンクです。